メルマガ

2024/04/15 17:30

こんにちは、安部絵美香です。10月に入ると暑さも和らぎ、ようやく秋らしい気候になってきました。最近の近況報告ですが、夏の暑さを乗り切ってくれたサミュゼのワインセラーの調子が悪くなりました。元々中古のものを購入していますが製造年数を見ると1997年。そんなに頑張っていたのか…と感謝の気持ちです。最近1985年のボルドーを開けましたが、中身は酸もしっかり残っていて生き生きしていました。ボルドー1997年のワインはまだまだ元気な飲み物です。

 

9月に小牧ワイナリーの葡萄の収穫に行ってきました。前回6月には葡萄の傘かけを行いましたがついに収穫の時期ですね。ワイナリー近辺に畑が点在しているので、少し距離がある畑にはワイナリーの仲間たち(ワイナリーで働いている障害を持った方々)とバスに乗り込み出発。

  

 

5分もかからず着いた畑はマスカットベーリーAの畑です。ワインの勉強をすると必ず出てくる『日本ワインぶどうの父』と呼ばれる川上善兵衛さんが開発した葡萄です。生産数量が赤用品種で第1位、山梨県を中心に山形、長野、新潟、岡山、宮城など全国で造られています。大きい房で大きい粒の葡萄です。かけた傘を付けたまま収穫して、ワイナリーに帰ってから外すそうです。こっそり食べてみましたが、甘くてジューシーで美味しい葡萄です。みんなで取るので1時間くらいであっという間に目標の畑の葡萄を取り終えました。

 

沢山取れました

 

帰ってからは収穫した葡萄の選果をします。いい粒と病気にかかっている粒を分ける作業です。根気よく目で見て分けていきます。選果したものは最終チェックをしていただきます。小牧ワイナリーに新しく入った熊澤さんです。山梨大学を卒業後一旦は一般企業に就職しましたが、ワインへの情熱を捨てきれずワイナリーの一員になられました。小牧ワイナリーの期待のホープですので皆さま応援よろしくお願いします。

 

収穫祭の際にワインブースの手伝いをしている熊澤さん(左)

 

次に選果した葡萄を除梗破砕機に入れてジュースにするところを体験させていただきました。除梗破砕機の入口に葡萄を入れて、ホースの先のタンクへと運ばれていきます。あっという間にタンクにジュースが満たされました。どうか美味しいワインになりますように・・・。

 

醸造長の白井さんに説明を受けます

    

 

 

 

今年のぶどうの出来についてですが、小牧ワイナリーの例年の収穫時期に降雨が少なかった為、糖熟を待つ事が出来た樹木もあり、今までより糖度の高い、葡萄由来の香り成分も多く含んでいるだろう葡萄の収穫を実現が出来ました。ワインの品質に期待したい葡萄たちに感謝しています。

 

今年の収穫は、8月中旬から10月上旬となり、収量は約7.5トンになる予定になります。ワインの初リリースは、来年の春を予定しています。

 

9月には今年取れた葡萄に感謝する葡萄の収穫祭が開催されました。今年のテーマはマリアージュ!ということで、岐阜県多治見市の「レストラン レヴェリエ」さんが出店されていました。メニューを見るとどれも魅力的なものばかり。生ハムやバターナッツカボチャのロースト、オマール海老のスフレやスベアリブ、熊肉など、普段はレストランでしか食べられないものばかりです。

 

ワインブースでは日本のワインを中心に数多くワインが並んでいます。チケット売り場でチケットを数枚購入します。どのワインがいいかどれから飲もうか選ぶのもまた楽しみです。

  

 

この先のイベントですが、多治見ワインフェスタが11月18日(土)に開催されます。多治見駅からは無料送迎バスが9時半より順次運行しています。こちらは当日券もありますがチケット制です。多治見ワインや他日本ワインを葡萄畑の下で楽しんでいただけるイベントです。毎年恒例の島幸子のワインのミニセミナーもあります。ご都合付く方は足をお運びいただけると幸いです。

 

AJUワインフェスタin多治見修道院フェイスブック

https://www.facebook.com/winefesta/?locale=ja_JP

 

メルマガトップへ
Copyright © サミュゼオンラインショップ. All Rights Reserved.