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2024/04/15 16:54

これまで日本ではスイスワインは知られていませんでした。

私も全く知らずに、その為、個人的にスイスに行くことはないだろうと昔お話したトヨタ販売店代表者ご夫妻に随行するコースを私の担当の南関東ネッツ店の皆さんがスイスを選ばれたのでスイスに行くことにしました。その時でもワインは頼んでもスイスワインについては知りませんでした。

 

その後、TV番組でスイスのワインも美味しい、余り輸出されないので日本人が知らないだけとのこと。それが頭に残っていて、コロナ禍明けで4年振りにヨーロッパ、フランクフルト便がとれた時に、湯布院のモデルとなった南ドイツのバーデンバーデン、それからアルザスに下り、スイスを目指す旅に決めました。そんな話を「凛」の佳代ちゃんにしたら、スイスワインのインポーターの人を紹介するよとのお言葉。お陰様で充実したワインの旅となりました。

 

アルザス訪問の為の拠点はストラスブルグでしたが、そこから南下、アルザスのワイナリーの集まるコルマールを超えて、国境の街バーゼルからスイスに入り、先ずはSAでスイスフランへの両替をします。ユーロからの交換ですが、1スイスフラン=1.03ユーロくらいなので、永世独立国とはいえ、何故スイスフランに拘るのという気になります。

 

ヌーシャテル湖を目指します。レマン湖より北にあり、西北湖畔に老舗ワイナリーがありました。Chateau Auvernieさんです。エントランスを入り、歴史的な建物に驚きます。伺うと創業は1603年、江戸時代と同じ!元々お城だったところをワインも造ることを含めての買取契約で、以来ずっと家族経営を続けておられます。

 

 

中で迎えて下さったのは広報を担当されている女性でした。

建物は古いですが、地域貢献のためのイベントや新しいティスティングルームの建設などPRやブランド向上のための取り組みに努力されているとのこと。

 

 

ヌーシャテル湖の北西岸南向き斜面に葡萄畑が広がります。

訪問した4月中旬にはタンポポが咲いていました。

 

ワイナリーをご案内いただくと、アルザスと同じように大型の楕円形の樽を多く使われていました。

 

樽の蛇口には験担ぎのバッカスとメインの白ワイン(シャスラー)に合う魚料理をイメージしたものが使われていました。ただ、樽の香りを付けたくないものは近代的な貯蔵庫を使われています。 

  

一番の特徴と言えば、今まで訪問したワイナリーは主に得意な2〜3種類に絞って造られていたと思いますが、こちらのワイナリーはアルザスのワイナリーと同様に多くの品種の葡萄を使い、多くの種類のワインを造られていることです。

 

江戸時代からスタートされていますが、さすがに改革は必要だったようで、明治維新のようにワイナリー改革をされた中興の祖の方が飾られていました。ファミリービジネスとしての展開も雑誌で紹介されていました。

 

 

  

新しく作られたティステイングルーム。白3種、赤3種+スペシャルキュベを試飲させていただきました。地域のためのイベントも開催されています。

 

旅 人 y

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