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2024/04/15 16:53

調子に乗ってまたまた登場、サミュゼアントゥラバイヨンの研修旅行専属ドライバー、ミスターXと申します。

 

実は、次回これを書く時は、オーストラリアにしようと心に決めてました。しかし…不精のため、ワイン旅行の資料や写真は、1,2か所に固めて保管しているだけで、皆さんが普通にされておられる「何年何月の〇〇旅行」として、写真をアルバムに入れて綺麗に保存しておくことはしていません。書こうと思っていたシドニー近郊のハンターヴァレーは、資料はファイリングしてあるのが見つかったものの、何と、沢山撮った筈の写真が見当たりません。半年程前に、大規模な引っ越しを行ったこともあり、それがどこにいったのか、誤って処分してしまったのかもわかりません。ハア~… 今回は諦めます。ハンターヴァレー、是非ともご紹介したい、素晴らしいところです。写真が見つかるか、再訪した際には、ぜひ!

 

前置き長くなりましたが、というわけで、今回は、サミュゼの研修旅行にドライバーとして参加した、イタリアのお話をさせてもらおうと思います。

 

 

イタリアへ行ったのは2018年の9月初旬から中旬。ヨーロッパのワイナリーの収穫は、場所や品種にもよりますが、8月下旬から9月下旬頃になります。(温暖化の影響で、最近は少し早まっているように感じます)

ですので、ワイナリー見学する時期としては、収穫前の葡萄畑を見たり、仕込み中の醸造所の様子も見ることができ、ちょうと良い時期といえます。ただし、収穫時期と重なりますので、小規模ワイナリーの場合、多忙のため訪問を断られる場合もあります。

 

 

  

  

サミュゼのオーナーである島さんを除いて、参加したスタッフは、私も含め、初イタリアでしたので、ワクワクドキドキです。訪問先も、行きたいところがありすぎて、決定するまでにあーでもない、こーでもない、のやりとりがありました。結局決まったのは12ワイナリー!1週間ちょっとの日程で、しかも色んな地域を回るのに、12ワイナリーは凄い!私も嬉しくて、皆テンション高かったです。しかし…これは後で。

回ったのは、ピエモンテ、ヴェネト、ロンバルディア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア、トスカーナの5州です。つまり、いわゆる「北部イタリア」中心になりました。

フランス同様、各地にフリーウェイも走っており、カーナビやgoogle mapを頼りに、大き目のSUVレンタカーでガンガン移動します。

 

  

  

  

フランスとの違いは、やや案内標識が少ないのかな、と。カーナビがなかったら、すぐ迷ってしまうことでしょう。あとは、街中の渋滞が半端ない、街中の道路が狭い、侵入禁止のエリアがある、などなど、行ってみないとわからないことがありました。

5州12ワイナリーを回ったので、もちろん一度には書ききれませんので、今回は5州で唯一「中部イタリア」に属するトスカーナ州で回ったワイナリーさんについて書きます。

 

私にとっても最も馴染みあるイタリアワインがトスカーナ。気軽に飲めて幅広く食事に合うキャンティから、力強さとエレガントさを兼ね備えたブルネッロ、入手困難(高価であることも含めて)なスーパータスカン、どれも大変魅力的で大好きです。

私たちが訪れたのは、キャンティの歴史的ワイナリーから、スーパータスカンを代表するワイナリーなどなど素晴らしいラインアップとなった5軒。しかし、トスカーナ州も広し!それぞれのワイナリーは距離があり、なかなか予定通り回れません。そのため、遅れて到着してしまい、さらに滞在時間も短く、という残念なことになってしまったワイナリーさんもありました。有名なスーパータスカンを生む「クエルチャベッラ」です。

 

   

  

そんな失礼にも関わらず、案内してくれたスタッフの方々はとても親切で、嫌な顔一つせず、対応してくださいました。素晴らしいホスピタリティ!このワイナリーについても、いつかお詫びも兼ねて、ぜひ書かせてもらいたいと思います。(私の大好きなワインでもあります)

 

そしてトスカーナの中でも、非常に印象的だったのが「イル・ボッロ」。

 

  

  

かの有名なファッションブランド、サルバトーレ・フェラガモが所有するワイナリーです。さすがフェラガモ、という超オシャレ、ラグジュアリーなワイナリー。リゾートホテルも併設され、もちろんリストランテやバーも。

 

 

  

  

醸造所も勿論立派で美しく、近年再び脚光を浴びている「アンフォラ」という焼き物の甕もありました。

 

 

醸造所やカーヴを見せていただいた後、バーの屋外テーブルでランチをいただきました。

この旅では「おのぼりさん」の私達、これでもか!というほど各地でパスタを食しましたが、このパスタは、超超ヴォーノ!ワインともピタリと合いました!

 

 

その素晴らしいワインは、かなり色調の濃いスパークリング・ロゼと、先ほど紹介した、アンフォラを使った素晴らしいサンジョベーゼでしたが、残念ながら共に希少のようで、

現在日本では入手することができません。私もこの時に購入していたのですが、もう飲んでしまってありません。今度最新ヴィンテージがリリースされたら、是非ともゲットしたいと思います!

次回イタリアに行ったら、是か非とも訪れたい、というか泊まりたい(非常にゴージャスなお値段ですが…)私が今まで訪れた数百のワイナリーの中でも間違いなく1,2を争う、それはそれは美しいワイナリーでした。

 

さて、このSAMMUSER STAFF TOUR 2018 in ITALY(勝手にネーミングしました)、冒頭でも申し上げた通り、北部4州、中部1州、計5州を巡りました。フランスでもかなりの強行軍をしたこともあったけれど、ドライバーの私、結構疲れてしまいました…。

帰国後、もう歳だしな~とか、道が複雑だったしな~、英語あんまり通じないしな~とか、色んな理由を考えながら、本当にとっても便利なgoogle mapを使って、今回の行程距離を計算してみたところ、2000キロを遥かに超えておりました…

無類の運転好きで、国内もどんな遠距離も高速不使用が当たり前の私も、走ったな~と。

過去にフランスで約3000キロを10日間くらいで、というのはありましたが、かなり昔の話でして…

 

次回の海外ツアーは、1地域だけを濃厚に、とか、オートマ車もレンタルできて、日本とほぼ同じ交通ルールのオーストラリアはいかが?とか、勝手に提案しているのです。でも結局、どこの国になっても、みんな行きたいところが一杯あって、結局…になるんだろうな~、と想像。今のうちに体力をバッチリつけて、その日に備えたいと思います。安くて優しく指導してくれるパーソナルジムがあったら、どなたか紹介してください!

ではまた、SAMUSERでお会いしましょう。

 

ミスターX

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