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2022/03/14 12:09

最近は少しずつ暖かいと感じる日も多くなってきました。今年は異常なまでの寒波が続き、名古屋でもこの冬だけで数回雪が降る日がありました。例年では1年に1回降るか降らないかくらいなのに変わった年になりました。飲食店は2月8月とお店が暇な月があり、こんなに寒い中でも1日1組でも2組でもお客様が来て下さいますとお店らしくなり、とてもありがたく思っています。

 

私ごとですが、藤原と安部は名古屋シティマラソン2022にエントリーしています。「今年は寒いよね〜」なんて言って全く練習していませんでしたが、最近になってようやく練習を始めました。怠けていた体は鉛のように重く、けど走り始めると爽快で楽しいのです。3月13日の本番までにできる限り調整できればと思います。影ながら応援よろしくお願いします。

 

北京オリンピックも閉幕しましたね。スノーボードのハーフパイプの平野 歩夢選手の悔しさをバネにした走りの格好良さ。スキージャンプの小林 陵侑選手の天才的な飛距離を誇るジャンプ。スピードスケートの高木 美帆選手のエースとしての滑り。スノーボードのビックエアでは岩渕 麗楽選手が女子では初の大技にチャレンジして、他の国の選手が駆け寄って勇気を称えました。印象に残った選手は数え切れないほどですが、頑張っている姿には勇気づけられます。

 

次号メルマガから新たな書き手が登場します。

ソムリエールとは違う目線でのワイナリー旅行記を楽しんで頂けると思います。乞うご期待!

 

 

ワイナリー旅行記 イタリア

 

バローネ・リカーゾリ Barone Ricasoli

 

2018年9月にサミュゼの研修旅行でリカーゾリ男爵のワイナリーに行ってきました。

イタリア トスカーナ州、キャンティクラシコの伝統地区にあるブローリオ城を拠点に1000年に及ぶ歴史を持つリカーゾリ家。キャンティの基礎となる造り方を築き上げ、イタリア王国の首相も務めた“鉄の男爵”ベッティーノ・リカーゾリは現オーナーの祖先です。

 

キャンティはソムリエを目指そうとすると暗記必須の有名ワイン産地です。そのキャンティワインを造るのに、非常に風味の強いぶどうサンジョベーゼ種に、一定量の白ブドウと黒ブドウを混醸し飲みやすい赤ワインを造る方法を考案しました。サンジョベーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%、この比率は「リカーゾリ男爵の公式」と教本にも記され、のちの原産地呼称制度の先駆けとなりました。

 

綺麗なワイン売り場です

 

まずは建物すぐ横にある醸造施設を案内して頂きました。別の建物では学生?くらい若く見える人たちが働いて活気のある様子です。広い施設では様々な大きさのステンレスタンクがびっしりと並んでいます。四角や丸い形ものなど、ワインによって使い分けています。もちろん温度管理のできるタンクです。そのタンクに上から管が伸びていて、上からぶどうと果汁がタンクの中に流れ落ちる仕組みになっています。タンクに入った果汁はすぐに発酵が始まります。

 

上の管からぶどうがタンクに入れられます

 

収穫したばかりのぶどう

 

発酵が始まっているタンク内

 

見学の後はテイスティングです。全部で5種類試飲させて頂きました。どのワインもとても美味しく、それぞれに個性を感じました。グランセレツィオーネという厳しい審査とテイスティングをクリアしたキャンティ・クラシコのみが名乗れる呼称のワインもあり、伝統ある造り手が足を止めることなく更なる挑戦をしている姿もワインを通して垣間見ることができました。

 

 

ワイナリーでテイスティングさせて頂いた時の様子

 

2016年に名古屋に来日した時の32代目の

フランチェスコ・リカーゾリ男爵

 

フランチェスコ・リカーゾリ男爵は2013年にはそれまでに進めてきたプロジェクトの成果を発表。まず、ボルゲリ地区での新しいワインづくりへの挑戦として「ボルゲリロッソ」をリリース。そして、キャンティクラシコ地区で所有する250haの畑を土壌の特性ごとに分類。伝統あるキャンティの造り手として、またスーパートスカンと呼ばれるモダンなテイストのワインの造り手としてさらなる発展を続けています。今回リカーゾリ男爵はお仕事で留守にしていたそうで、残念ながらお会いできませんでしたが、今でもブローリオ城に住んでキャンティの伝統を守り続けています。

 

お城の博物館。昔の貴重な記録が保存されています

 

ぶどう造りの様々な研究もされていました

 

今回のワインセットにはリカーゾリ男爵の「ボルゲリ・ロッソ」が入っています。ボルゲリとは、イタリアトスカーナのボルゲリという地域の名前です。フィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた小さな村。同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。温暖な気候なのでどこか町並みもカリフォルニアのナパ・ヴァレーとどことなく似ています。

 

 

ボルゲリを世界的ワイン産地に押し上げたのは1978年のイギリスで最も権威のあるデキャンタ誌が行ったブラインドテイスティングからでした。著名なワインを抑えてサッシカイアが一躍トップに躍り出たのです。ボルゲリは砂利が多い土地です。ボルドー・メドック地区と非常によく似た気候と土壌で、今ではメドックの主要品種カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地として知られるようになりました。「ボルゲリ・ロッソ」を飲んでボルゲリの旅をお楽しみ下さい。

 

ソムリエール 安部絵美香

 

 

< 3月号のワインセット >

 

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