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2022/02/06 18:45

少し前の話ですが、栄の大津通り沿いに在るリーデル名古屋店にてテイスティングセミナーを受けてきました。お店の一角で、キラキラと輝くたくさんのグラスに囲まれて心が踊ります。

用意されたグラスは5種類。右から、ボルドーグラス、ブルゴーニュグラス、シャルドネ(モンラッシェ)グラス、リースリンググラス、一番左のグラスはまだブドウの品種ごとにグラスを作るようになる前のデザインで現在は生産されていないクラシックなグラスです。

今回は、現在プロデュースされている品種別のグラスとこのクラシックなグラスとの飲み比べ、実験的なセミナーです。

今でこそ私たちはブドウの品種ごとにグラスを選ぶ事を普通にしていますが、昔はそのような概念は無く、左のグラスが使われていた時代はクリスタルであることが重要で形状はあまり重視されていませんでした。そんな中、機能を重視して品種ごとにグラスの形状を変えるという発案はリーデルが世界で初めてした事でした。ガラス商から始まり260年もの長い歴史を持つリーデル社、現在は様々な形状のグラスをプロデュースしており、最近では日本が誇る「甲州」専用のグラスも作られているのです。

 

今回セミナー講師を務めて下さったのはリーデル名古屋店ショップマネージャーの寺西真弓さん。サミュゼにもよくいらしてくださるワインエキスパートの素敵な女性です。

寺西さんはまずはリースリンググラスにアルザスのリースリングを注いでくださいました。形状のおかげで漂う品種特有の香り、適した角度による口に入った瞬間の酸の心地よさやみずみずしさ、きちんと計算されているという事が良く判ります。次に寺西さんから一番左のクラシックなグラスにリースリンググラスのワインを移してくださいと、言われた通りワインを移動させます。すると、つい先ほどキレイに香りを放っていたワインが全く香らなくなったのです。口にふくむと、アルコールを強く感じてしまい味わうという事が出来ません。本当に判りやすい実験です。その後もすべてのグラスを換えっこしながら飲み比べて行くと、なんてしっかりと研究、計算されたグラスなのだろうとその都度感動してしまうほどでした。

お客様に美味しいワインを飲んでいただくためには、ソムリエにとってグラス選びはとても重要なことだと改めて気が付いたが大切な経験となりました。

リーデル名古屋店ではほぼ毎日グラスセミナーが開催されているそうです(時間は曜日によります)。ワイン好きの皆さん、ご興味がある方は経験されてみてはいかがでしょうか。ワインの美味しい飲み方の幅が広がる素敵な学びになると思います。

 

今月のオススメワインは、バックヴィンテージ!熟成感がしっかり出たうま味たっぷりのワインをこの機会にグラスで楽しんでいただきたいと思います。

 

Saint Romain -サン ロマン2001 作り手 Alain Gras アラングラ

 

このワインに出会ったのは今年に入って間もない頃です。会場は前述でご紹介したリーデル名古屋店。とあるインポーターの試飲会が開催されました。

試飲会に行くのは楽しいお仕事、未だ出会っていない素敵なワインに出会う素敵な機会でそれがお仕事としてお昼からワインをたしなむことが許されるのですから(笑)いえいえ、きちんと皆様と美味しいワインをお繋ぎする為に神経を研ぎ澄ましてテイスティングをしておりますよ。

今回お選びしたものは試飲会場の数あるワインの中で特に今が飲むにふさわしい頃合いのワインです。美味しいワインは熟成によってさらに旨さを増しますが、その熟成も頃合いを誤ると残念なことになってしまうものです。絶妙なタイミングの熟成に出会えた時は千載一遇のチャンスをものにした気持ちになります。そんな一遇ワインは今回グラスで皆様にお注ぎすることが叶いました。素敵なワインにで合わせてくれたインポーターさんに感謝です。リーデルのグラスで飲み頃ワイン、これも素敵なマリアージュですね。


ソムリエール 藤原留衣

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