メルマガ

2022/02/06 19:00

早いもので私がサミュゼに勤めるようになって2年が経とうとしています。そして私がお届けするメールマガジンは今回が最後になります。

 人のご縁というのは不思議なものですね。まさか私が学生の頃にテレビで観て憧れたソムリエール本人のお店で働くことができたなんて。今でも夢のように感じますし、恐縮すると同時に光栄なこととも思います。島ソムリエールの深い知識と経験、お客様のみならずスタッフへのホスピタリティにいつも感動して少しでも近づけるように努めてまいりました。大城シェフ、藤原マネージャー、安部ソムリエールの指導のもとで楽しく働きながら、それでも「もっと頑張らないと!」という気持ちを持って邁進してまいりました。お客様とのご縁にも恵まれました。毎日きまって開店時間ぴったりにご来店される紳士。シャンパーニュが大好きな美しい女社長。いつもワインをお持ち込みされてスタッフにも振る舞う紳士。日本酒が大好きでワインはシャルドネをお召し上がりになる紳士。「兄貴」の愛称をもつジェントルマン。今はカナダに駐在されている青年。書ききれないくらい沢山の優しくて粋なお客様にお会いすることができました。一人ひとりが大切なお客様です。「ソムリエはお客様に育てられる」と島は言いますが、本当にその通りだと思います。お客様に接することで私達が感じて気付き、学ぶことが沢山あります。サミュゼにいるといつもお客様から叱咤激励されているように感じました。こうして今の私があるのは、お客様のお陰だと心から感謝いたしております。

 

 

 サミュゼに勤めるようになってから大好きになったワインがあります。それはシャンパーニュです。島曰く、「それは正しいことだよ。」サミュゼのスタッフになると皆必ずシャンパーニュが好きになるようで、私もその例外ではありませんでした。サミュゼマジックですね(笑)。私がサミュゼ初出勤で1番最初に開けたワインはシャンパーニュでした。「ようこそサミュゼへ!」と、スタッフの仲間入りをした時にお客様が乾杯してくださったのもシャンパーニュでした。今回は私が皆さんへ感謝の気持ちを込めてお選びしたシャンパーニュを7月のおすすめワインとしてご紹介いたします。

シャルルエドシックブリュットレゼルヴ  
  

1851年にシャルル=カミーユ・エドシックによって創立されたシャンパーニュメゾンです。彼は冒険家、起業家、粋なジェントルマンとして同世代人に知られた人で多くの偉大な著名人を魅了しました。「シャンパン・チャーリー」と呼ばれるようになり、同じタイトルで映画化もされています。。主演はヒュー・グラントです。(カッコ良すぎます!)。「シャルルのワインは、いつも飲めばすぐにそれとわかる」と評されていたようですが、それを特徴づけたのはその贅沢な品質です。ベースのワインは2010年のものが60%ですが、残る40%は平均で10年の熟成を経たリザーブワインがブレンドされています。(リザーブワインというのは毎年その年のワインの一部を保存させたものです。ノンヴィンテージのワインのバランスを整え、メゾンのスタイルを保つために使用されます。)熟成には1867年に購入したクレイエール(採石場跡)を利用しています。同じような地下セラーをもつシャンパーニュメゾン6社のうち、100%ワインをこのセラーで熟成させているのはシャルル・エドシックだけだそうです。シャンパン・チャーリーのストーリーもさることながら、私がこのシャンパーニュメゾンに惹きつけられるのはその気概です。このシャンパーニュメゾンはキャッシュフローが良くなかった時期に仕込んだはずのワインの品質にぶれがなかったそうです。大変な時でも手を抜かない。高品質を貫く。私もそうありたいです。


 私はサミュゼ アン トラヴァイヨンで色々な方に色々なかたちでお世話になりました。8月でサミュゼを去らなければならないのは辛いことです。しかし、短い期間ではありましたがスタッフとしていられたことを誇りに前を向いて行きたいと思います。そして9月からは中国飯店 麗穂でソムリエールとして勤務いたします。麗穂でのお仕事のお話をいただいた時、「島さんも10年間中華にいらしたのだし」とおもい、新しい環境に身を置く決心をしました。

  今まで本当にありがとうございました。サミュゼで培った経験をいかして、それでもまだまだ未熟なソムリエールですので今後も日々精進してまいります。

 また皆様にお会いできる日を楽しみにしています。


皆様とサミュゼに乾杯!


ソムリエール 丹羽秀子

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