2022/02/06 19:45
先日、久し振りにワインリストを作り変えようということになりスタッフミーティングを行いました。「え、サミュゼにワインリストあったの?」と思われる方も少なくないかと思います。いつもいらしていただく皆様はこれまでのコミュニケーションで私達もお好みが分かっていますので、セレクトを我々にゆだねて下さいます。これはとても光栄なことですが、例えば自分が初めて行くお店ではどんなワインのラインナップなのか気になってリストは必ず見せてもらいます。というか、ソムリエが必ず持ってきて見せてくれるものです。そういえば、長らくリストをアップデートしていなかったなと先日、作戦会議をすることにしました。リストを見返してみると、作成した当時の志向がとてもよくわかります。
「あぁ、そういえばこのワイナリーに行ったあとだったな」「お客様に頼まれて手配したら美味しくてオンリストしたんだったな」と当時の記憶もよみがえります。その時々での「旬」があると気が付き、これは定期的にリストのブラッシュアップをした方が良いという意見で満場一致しました。そう決まると自然と士気が上がるといいますか、新しいワインを探すことがより一層楽しくなるのです。時期によっての「旬」なワインを知るために情報も新しくしていきたいものです。
そういう意味では、ハッピーな情報だけを収集するわけにもいきません。再び痛ましい事件が起きてしまいました、カリフォルニア州はソノマコーストの山火事です。以前もこのメルマガでカリフォルニア州での同様の山火事をお伝えしたことがありました。バックナンバーをたどると、2年前のちょうど同じ時期です。実はこの秋から冬にかけてのカリフォルニアは自然発火の山火事シーズンで昨年も山火事は起こっています。カリフォルニアは夏でも日本の湿気からは想像もできぬほど乾燥しており、故にワイン造りをするときに多くのワイナリーが「灌漑」をしてブドウの生育のマネジメントをしているわけです。

(写真は灌漑のためのホースを地に這っている実際の図)
春夏でもその状況、とりわけこの時期は落ち葉の摩擦による小さな静電気からでも着火することがあるほど空気は乾いているのです。先日、日本各地に多大な影響を与えた台風もそうですが、この手の自然災害はコントロールが出来ないため心が痛みます。

ワインスペクテーターインスタグラムより参照 wine_spectator
事、ワイナリーの被害に焦点を当てると、今回はAlexander Valleyという有名ワイナリーが軒を連ねる地域に大きな被害が出ているようです。大方の収穫は済んでいる時期ではありますが、自然相手では何が起こるか分かりません。とにかくこのメルマガが配信される頃にはすべてのエリアの火が沈下されていることを願うばかりです。
実は先日のミーティングにてアレクサンダーヴァレーのアイテムを新しくリストに載せることを決定したばかりでした。少しばかりの因果を感じ、今月は少し高級なアレクサンダーバレーのこのワインで現状起こっているワイン事情をともにお伝えできればと感じております。
今月のおすすめワイン

Silver Oak Alexander Valley Cabernet Sauvignon
シルバーオーク アレクサンダーヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
ソムリエール 藤原留衣
