2022/02/06 22:00
こんにちは、安部絵美香です。
皆さま、元気でお過ごしでしょうか。新しい生活様式にも慣れてきた頃でしょうか。徐々に社会経済活動が再開されましたが、以前の生活に戻るにはまだ時間がかかりそうです。今まで当たり前だと思っていた日常が一変、非常事態宣言によって仕事がお休みになり、暇な時間が増えました。有意義な時間にするためステイホーム時間で家庭菜園を始めました。
長年放置された状態の庭の片付けをしながらの栽培です。植えるのはミニトマト2鉢とズッキーニ1鉢、ローズマリーやラベンダーなどのハーブ類、栽培が難しいと手を出せずにいたぶどうの樹も時間がある今のうちに植えて見ようと思いました。ぶどうの樹は、北海道のぶどうの収穫の際にお世話になった栽培家の方に植えてみようと話したところ、ご自身の畑で育てていたピノ・ノワールの優秀なクローンを送って頂くことになりました。大切な樹を譲って頂けるのですから、育て方の勉強をしました。今はインターネットですぐに調べることができるので便利ですね。その頃の私の検索ワードは「ぶどうの樹の育て方」と「トマトの育て方」が上位にきていたと思います。

現在収穫真っ只中のトマト。背丈は2m以上あります
ぶどうの樹は弱酸性から弱アルカリ性の水はけのいい土壌を好みます。日本は酸性の土が多いということで、石灰を混ぜ込みアルカリ性に近づけて、赤玉土を入れてフカフカの土壌を用意します。悩んだ末に植木鉢に4本、地植えで3本で植えました。

ぶどうの芽と根
クール便で送られてきた苗は全部で7本もあり、丈夫で太い根っこが生えていました。植える前に根っこの部分を丸1日水につけておきます。土の深さは30cmから50cmくらいあるといいようです。植木鉢も庭に放置されていたなるべく深さがある鉢を選びました。クローンは838とUCD5です。植えた場所が分かるようにコルクで名前を書きました。

左:838というクローンを間違えて787と書いてしまった
右:ぶどうの葉っぱをムシャムシャ食べてしまうコスズメ
ピノ・ノワールはヴィティス・ヴィニフェラ種というヨーロッパで古くから植えられてきたワイン用の樹です。19世紀にヨーロッパのぶどう畑を壊滅的な被害にさせたのはフィロキセラ(日本名でブドウネアブラムシ)というぶどうの根に生息する昆虫です。ぶどうの樹液を吸い樹を枯らします。元々はアメリカ東海岸に生息していましたが、アメリカ系の樹にはフィロキセラに耐性があったため被害がありませんでした。その対策として根っこにアメリカ系、その上にヨーロッパ系という接木をすることで被害を食い止めました。北海道の余市のドメーヌ・タカヒコや多くの農家さんはリスクはあると思いますが自根で植えています。我が家のぶどうも自根で(接木の技術ないだけですが)植えました。
葉が生えるまでは心配でしたが、約10日ほどで芽がでてきました。元気な芽を1つだけ残して摘み取ります。摘み取った若芽は天ぷらにして頂きました。

美味しい天ぷらでした
毎日ぶどうの樹の様子を見て、葉を食べる虫を駆除したりしてなんとか管理しています。植えて2ヶ月で50cm~100cmほどに成長しました。いつか綺麗になった庭でパラソルを出して、ワインを飲みながら…などと今から途方もないことを夢見ています。

現在のぶどうの様子
今月のおすすめシャンパーニュ

マンジャン
ブリュット・ナチュレ NV
フランス シャンパーニュ
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
ピノ・ムニエ100%
元々は赤ワインの生産者で自ら経営するビストロでワインを提供していましたが、世界でシャンパーニュが商業的な発展を見せると、ぶどうをクリュッグに納入するようになりました。やがてビストロをやめてシャンパーニュ製造を決意し、シャンパーニュ・マンジャンの設立となりました。
肥料は100%オーガニックの羊の堆肥を使用。「ナチュレ」とはドサージュ(補糖)をしていないという意味です。純粋なムニエの風味を感じさせる自然派シャンパーニュです。
ソムリエール 安部絵美香
