2022/02/06 23:00
昼夜の気温差に徐々に近づく冬の気配を感じつつ、まだ日中の暖かい日差しを楽しんでいるこの頃です。町の街路樹も赤く黄色く色づいてきました。私は毎年11月に、豊田の紅葉の名所である香嵐渓に紅葉を見に行きます。おきまりのコースは中心にある飯盛山に登り、刀削麺やもみじまんじゅうを食べるのが私の定番です。

香嵐渓 2017年の時の様子
先日サミュゼの馴染みのお客様がワインをお持ち込みされました。
なんでもご友人がワインを輸入していてそのお手伝いが出来ないか、ワインを飲んで評価してほしいとのこと。ソムリエでも飲む機会が少ない「ジョージア」ワインのご紹介です。
「ジョージア」とはアメリカのジョージア州ではなく、昔はロシア語の「グルジア」と呼ばれていた国のことです。国土は日本の5分の1、西は黒海、北はロシア、南はトルコとアルメニア、東はアゼルバイジャンと接しているコーカサス地方の国です。

まだ日本のワイン売り場で見かけることは少ないと思いますが、ジョージアのワイン造りの歴史はとても古く紀元前6000年頃まで遡ります。土着品種が525種あり、国際品種の割合は5%にすぎません。自宅でワインを醸造することが可能で、自家消費したり販売することもできます。また、8000年のワイン造りの歴史の長さもさることながら、2013年にユネスコの世界遺産にも登録されている「クヴェヴリ」によるワイン造りが有名です。「クヴェヴリ」とはワイン造りに使われる卵型の素焼きの壺のこと。昔は地上に出ていた壺ですが、大規模地震で破損したのを機に地中に埋められて使われるようになりました。クヴェヴリを使ったワイン作りには野生酵母のみ使います。木製の槽を使いブドウを踏み潰し、果汁、果皮、茎、種全て一緒にクヴェヴリに入れて発酵します。それによりタンニンや独特の味わいや黄金色の色調の「オレンジワイン」ができあがります。

みなさんそろそろジョージアワインが飲みたくなってきた頃ではないでしょうか?11月のサミュゼはこのジョージアのワインをお勧めさせていただきます。

こちらのワインを気に入って頂けましたらご購入も可能です。

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11月の第三木曜日はボージョレワインの解禁日です。
あるワインのインポーターさんの話によると、今年のヨーロッパのぶどうの出来は大変良いと聞いております。シャンパーニュなどは収量が多くなってしまうので、買い取りの制限をして造るワインの量を少なくするほど。ブルゴーニュなども良いぶどうを選りすぐって収穫しているそうです。良い年のヌーヴォー(新酒)はちゃんとワインらしい味がします。今年のヌーヴォーも楽しみです。
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北海道のぶどうは日本で一番遅い収穫となります。余市では10月中旬くらいから収穫を始めます。今年は収穫のお手伝い行けませんでしたが、北海道のぶどう畑へ思いを馳せて、新規ワイナリーのご紹介です。
北海道余市の登地区にある「ラン・セッカ」さんです。2020年9月30日晴れて醸造免許を取得。ワイナリーとして始動した醸造家の山中惇太郎さんは仁木町出身。一旦は本州に出ましたが、実家は果樹農家ということで農家になるという子供の頃からの思いを叶える為に北海道に帰ってきました。ドメーヌ・タカヒコで2年間修行。現在では奥様の小春さんと2人の子供と山羊とニワトリと暮らしています。




今年はヴェレゾン(色づき)までは概ね順調に生育していましたが、9月10月と雨や曇りの天気が多く、気温が高く酸が落ちるのが例年より早かったので早めに収穫。初年度収穫は400kg(樽1個強)。買いぶどうは700t受け入れ。
ラン・セッカさんの買いぶどうによるワインの初リリースは今年の12月を予定しています。
応援よろしくお願いします!
ソムリエール 安部絵美香
