2022/02/06 23:15
12月、もう12月です!今年は本当に、あっという間に一年が過ぎたと感じる方が多いのではないでしょうか。おそらく誰もが「忘れられない2020」大変な年になりましたが、残り1ヶ月の折に素敵なニュースがサミュゼに飛び込みました。
12/8、サミュゼのOGである高澤久美さんがお店をオープンさせます。長年一緒に過ごしたパートナーの方とご一緒に。(中央が高澤さん、お隣が旦那様、左は2代目マネージャーのえりさん)

この日は来店の旨しか知らされていなかった島さんと大城シェフ、果たして良いニュースか悪いニュースか分からずドギマギしていたのですが、嬉しいニュースで一気に乾杯の嵐です。
コロナの影響でオープンの予定がずれ込み、年末のバタバタすぐ時期になってしまったと高澤さんはおっしゃっていましたが、12月はお二人のお誕生月でもあるためいろんなおめでとうが重なる華やかで素敵な月になります。
どんな時でも大切な仲間の新しいチャレンジは嬉しいもの。この日はお話好きの高澤さんのかける想いや懐かしい思い出話を、祝いのグラス片手に聞かせてもらいました。
こんなご時世で曜日で状況が読めないので、当面は定休日を決めずに営業されるとの事です。行かれる際にはぜひご予約くださいませ。


「忘年会」と言うこの時期ならではの言葉がなんとも皮肉に感じてしまう特別な12月ですが、そんな年末のサミュゼ今月のグラスシャンパーニュは、今年も「ドンペリニョン」です。

今回リリースされたヴィンテージ2010、先日試飲しましたが、完成度がとても高いです。しかしながら話を聞くと2010年は天候に振り回された年だったそうです。
例年通り行くと思われた年が、8月に入り急激に天候が悪化。予想外の出来事に収穫を早めるという対応をし、その際にぶどうのクオリティーを重視した結果、予定していた内15%ものピノ・ノワールの収穫を断念したそうです。
造り手の采配と腕が光った年。2010年は2003年に次ぐ収穫の早い年でしたが、2003年と言えばフランスでは猛暑で何人もの人々が亡くなった年です。
ワイン造においても例年になくチャレンジングな年になった2003年、そうした大変な経験があったからこそ今回の2010年を乗り切ることができたというのです。きっとこの2010年の経験もどこかで生かされるのだろうと思うと無性に励まさされる気持ちで、激動の2020年にこの2010ヴィンテージを飲む事に何か意味があるような気がするのです。
大勢で集まっちゃいけない、でも皆さんに意味合いも込めて飲んで頂きたい、そんな複雑な想いで12月のおすすめをさせていただきます。
少しずつ状況が回復していくことを願い、今年最後のお便りです。今年もありがとうございました。
ソムリエール 藤原留衣
